看護師は、夜勤などの不規則勤務や激務により体調を崩すことが少なくありません。一旦体調不良になると、なかなか改善しにくいことから、健康維持には日頃の免疫力向上が大切です。
昼間から薄暗い病棟で働く看護師は、まず日光を浴びる機会を増やさなければなりません。肌の管理のため極力日光を避ける女性看護師もいますが、ある程度陽射しを浴びないと免疫力が低下してしまうのです。日光浴は、セロトニンという精神安定の役割を果たす脳内物質の分泌にも欠かせないので、心身の健康のため日光を浴びる時間を確保しましょう。
可能なら午前中に日光を浴びることが望ましいと言えます。遅番の天気の良い日など、朝食後に軽く散歩すると効果的です。

また、こまめな休憩も、免疫力アップに欠かせません。休日に寝貯めするより、毎日短時間の休憩を取ることが重要です。貴重な休憩時間には、スマホを見て脳に余計な刺激を与えるのではなく、何にも考えずに目を閉じて静かに時を過ごしましょう。
できればリラックスした姿勢を取り、ロングブレスと呼ばれる呼吸法を取り入れると短時間でもリフレッシュできます。
免疫力アップのためには、食事にも気を付けなければなりません。アルコールや刺激物を避け、血流を良くする野菜や青魚を中心とした健康食を心がけましょう。不規則な食事にならないよう注意し、寝る前の間食を控えることも大切です。消化器官への負担を減らすと、免疫力が上がるだけでなく、身体が軽くなり、活動的になるでしょう。